筋肉とマグネシウムの関係!

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マグネシウムとは?筋肉と深い関係がある理由

野菜
不足すると栄養が偏りがちな野菜

マグネシウムが体内で果たす基本的な役割

マグネシウムは、私たちの体に必要不可欠な必須ミネラルの一つです。体内では300種類以上の酵素の働きを助け、エネルギー産生や神経の伝達、骨の形成など、さまざまな生命活動に関わっています。

特に注目したいのが、筋肉と神経の調整機能です。マグネシウムは筋肉・神経・心臓などの正常な働きを支えており、不足すると体のあちこちに不調が現れやすくなります。現代人は加工食品や外食中心の食生活により、知らないうちにマグネシウムが不足しがちだといわれています。

筋肉の収縮と弛緩にマグネシウムが必要な理由

筋肉は「縮む→緩む」を繰り返すことでスムーズに動きます。このとき、筋肉を収縮させるのがカルシウム、緩める役割を担うのがマグネシウムです。

マグネシウムが不足すると、筋肉が収縮したまま緩みにくくなり、常に力が入った状態が続きます。その結果、筋肉が硬く感じたり、コリや違和感が出やすくなるのです。「ストレッチしても筋肉が柔らかくならない」と感じる人は、栄養面の不足が関係している可能性があります。


筋肉を柔らかくするマグネシウムの主な効能

ストレッチをする女性
マグネシウムは筋緊張とも関係が深い

筋肉の緊張を和らげる働き

マグネシウムの代表的な効能は、筋肉の過剰な緊張を抑えることです。長時間のデスクワーク、スマホ操作、運動不足などが続くと、筋肉は無意識に緊張し続けます。

マグネシウムが十分にある状態では、筋肉が自然にリラックスしやすくなり、血流も改善されます。これにより、筋肉が柔らかく感じられ、肩や首、腰の重だるさの軽減にもつながります。

ストレッチや運動後の回復をサポートする効果

運動後に筋肉が張ったり、翌日に強い疲労感が残る原因の一つが、筋肉の回復不足です。マグネシウムは筋肉の修復やエネルギー代謝を助けるため、運動後のリカバリーにも重要な栄養素といえます。

ストレッチや軽い運動と合わせてマグネシウムを意識することで、筋肉の柔軟性を保ちやすくなり、パフォーマンスの維持やケガ予防にも役立ちます。


マグネシウム不足で起こる筋肉の不調とは

ふくらはぎは疲労が溜まりやすく現代人の悩みのパーツの一つである。
攣る原因がマグネシウム不足であることも

筋肉が硬くなる・こむら返りが起きる原因

マグネシウム不足のサインとしてよく知られているのが、こむら返りや筋肉のピクつきです。これは筋肉がうまく緩められず、異常な収縮が起こるために起こります。

特に、就寝中や運動中に足がつりやすい人は、ミネラルバランスの乱れを疑ってみるとよいでしょう。水分だけでなく、マグネシウムの不足も原因になっているケースは少なくありません。

肩こり・腰痛とマグネシウム不足の関係

慢性的な肩こりや腰痛は、筋肉の緊張状態が長時間続いていることが原因です。マグネシウムが不足すると血管が収縮しやすくなり、血流が悪化します。

血流が滞ることで老廃物が排出されにくくなり、筋肉が硬くなって痛みやコリとして感じられます。マッサージやストレッチだけで改善しない場合は、内側からの栄養補給を見直すことも重要です。


筋肉ケアに効果的なマグネシウムの摂取方法

サプリメントでの摂取が1番早い

食事から摂れるマグネシウムが多い食品

マグネシウムは日常の食事から摂取できます。特に含有量が多い食品は以下の通りです。

・ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ)
・海藻類(わかめ、ひじき、昆布)
・大豆製品(豆腐、納豆、味噌)
・玄米、全粒粉パン
・バナナ、ほうれん草

精製された食品よりも、自然に近い食品を選ぶことがマグネシウム摂取のポイントです。

サプリやマグネシウム入浴の活用方法

食事だけで不足しがちな場合は、サプリメントを活用するのも一つの方法です。また、最近注目されているのがマグネシウム入浴です。

入浴によって体が温まり、筋肉が緩みやすくなるため、就寝前のリラックスタイムに取り入れると効果的です。特に冷えやすい人、寝つきが悪い人にも相性が良い方法です。


マグネシウムを摂るときの注意点と適切な摂取量

過剰摂取による副作用や注意点

マグネシウムは必要な栄養素ですが、サプリなどで過剰摂取すると下痢や腹部の不快感を引き起こすことがあります。基本は食事を優先し、不足分を補う意識が大切です。

年代・性別ごとの目安摂取量

成人のマグネシウム摂取目安は、1日あたり約300〜370mgとされています。運動量が多い人やストレスが多い生活をしている人は、消費量も増えるため意識的に補うとよいでしょう。


まとめ

マグネシウムは、筋肉を柔らかく保ち、緊張を和らげるために欠かせないミネラルです。筋肉の硬さやコリ、こむら返りが気になる人は、ストレッチやマッサージだけでなく、マグネシウムを意識した食事や生活習慣を取り入れてみてください。

内側からのケアを続けることで、筋肉の状態は少しずつ変わっていきます。

著者情報

都内在住の20代。

パーソナルトレーナーと管理栄養士の二人暮らし。

イケオジ目指して邁進中。80歳で海外旅行を目標に日々健康に努める。